Be Flexible.Take Action.
鉄のようなしなやかさと、硬い信念を持ち、行動する。
柔軟な発想と、しなやかな行動力で、産業を支える。
変化の激しい現代を、伝統に裏付けられた信念と常識にとらわれない自由な発想で、
さらなる価値創造、イノベーションを実現します。
渋井鋼材店は、1933(昭和8)年の創業以来、
平鋼の専門問屋として、“日本のものづくり”とともに歩んできました。
黎明期から戦後の昭和20〜30年代は、多くの鉄製品を少量ずつ扱い、
錆落としや曲がり直しなどの手仕事を加えることで、より必要とされる製品を提供してきました。
高度経済成長期以降は平鋼に注力し、幅広い品種・サイズを取り揃えるとともに、
バーコード管理を確立するなど、即納体制を整えています。
また、さまざまな加工ニーズにも対応するため、船橋第一、第二工場、東北工場に
精密切断・穴明設備を導入し近代化を図るほか、小ロット・多品種化・短納期化することで、
多くのお客様に高い評価をいただいています。
建設・土木・橋梁・造船業界など、日本中の製造現場に価値ある鋼材を届ける。
それが、90年以上にわたり受け継いできた、私たちの仕事であり、誇りです。
いまでは、創業から100年を見据え、太陽光発電所用架台の開発など、
持続可能な社会に向けた新事業にも取り組んでいます。
さらにIT化も推し進め、鋼材問屋ならではの情報サービスを提供するなど、
鉄の新たな可能性を見出すことが、私たちの使命だと考えています。
鋼材を含む資源やエネルギーの高騰など、鋼材業界の行く末を予測するのは困難かもしれません。
しかし、長年培ってきた私たちの知見や技術にこそ、変化する社会への対応力があると信じています。
鉄は、地球上で最も豊富な資源です。人類は紀元前1400年頃から製鉄を始めています。
鉄が社会に必要とされる素材であることは、昔も今も、そして未来も、変わりません。
強く、しなやかで、加工しやすい鉄とともに、次の100年へ。
渋井鋼材店は、さらなる成長を目指します。
澁井一朗(しぶい・いちろう)
大学卒業後、鉄鋼商社に3年間勤務した後、渋井鋼材店入社。商社時代から営業畑を歩み「鉄のいろは」を学ぶ。2007(平成19)年取締役就任。工場の機械化や管理システムを推進。2017(平成29)年、代表取締役に就任。創業100年に向け、鋼材問屋の新たな可能性を追求していく。